肥満症治療の概要について
肥満症治療について、興味深い話を紹介します。
肥満症治療に密接に関係する過食症とセロトニンの関係です。
70年代の後期、科学者たちは過食症とセロトニンの関係に注目していました。
大量の食物を食べ、次に食べたものを吐く、そしてまた食べるということを繰り返す過食症は、その頃、社会問題になっていました。
当時の研究により、過食症患者はセロトニンの数値が低いことが分かっていました。
セロトニンは脳に作用する神経伝達物質の一種で、食欲、情緒、性欲、睡眠の他さまざまな身体機能の重要な側面をコントロールしています。
このことから、肥満症治療としてフルクセチンが注目されました。
フルクセチンは脳内のセロトニン分泌量を上げる作用があり、過食症治療に効果があるだろうと期待されたのです。
ところが、フルクセチンを試験的に過食症患者に与えたところ、残念ながら顕著な効果は見られませんでした。
過食症などの場合は、無理にダイエットせずに医師に相談しましょう。
